やさしい証券用語集は、証券会社出身の筆者が株式用語や債券用語、投資信託用
語など証券投資に関する用語を初心者にもわかりやすく解説する入門的な株式用語辞典です。
ブラック・マンデーとは、1987年10月19日月曜日にアメリカのニューヨーク市場で起こった株式相場の大暴落のことです。「暗黒の月曜日」ともいいます。代表的な指標であるニューヨーク・ダウはこの日、508ドルも下落。22.6%というその下落率は、1929年10月29日の「暗黒の木曜日」(下落率12.8%)を大きく上回るものでした。
ブラック・マンデーの背景
大暴落の直接のきっかけとしては、アメリカの機関投資家は、株価が一定以上の下げ幅に達すると自動的に保有株式の売り注文を出すプログラム売買を組んでおり、それがさらに株価の下落を加速させたとされています。
しかしブラック・マンデーの大暴落の大きな背景としてアメリカの財政赤字や貿易赤字が拡大傾向にあったことや、ドル安に伴うインフレ懸念から金利上昇観測が浮上していたことなどがあげられています。
ブラック・マンデーが与えた影響
このニューヨーク市場の株価暴落は東京市場、ロンドン市場、フランクフルト市場など世界の株式市場へも波及して世界的に株価が暴落しました。ただし、日本市場では、金融緩和政策を続けて世界同時株安の影響からいち早く離脱し、その後のバブル経済へとつながっていきました。